沿革
1803年
〈アントワンヌ・クルトワ〉ブランドがパリで創業。
1825年
フランスの楽器職人、ドゥニ・ビュッフェ=オージェがパリの中心部に工房を設ける。ビュッフェ=オージェは、優れた13キイのクラリネットを製作したことで、すぐさま音楽界にその名をとどろかせる。
1836年
ドゥニの息子、ジャン=ルイ・ビュッフェがゾエ・クランポンと結婚。有名な〈ビュッフェ・クランポン〉ブランドが誕生する。
1837年
音響科学の天才と呼ばれた、ギュスターヴ=オーギュスト・ベッソン(1820-1874)が〈ベッソン〉ブランドを創業する。
1850年
〈ビュッフェ・クランポン〉のアトリエ兼工場がフランス、イヴリーヌ県のマント・ラ・ヴィルにできる。
1925年
ユリウス・カイルヴェルトが、自らのサクソフォーンブランドを創業する。
1930年
〈カイルヴェルト〉ブランドの最初の工場が、ドイツ、グラスリッツに建設される。
1981
〈ビュッフェ・クランポン〉が、〈ブージー&ホークス〉の傘下に入る。
2005年
“ビュッフェ・クランポン・グループ”が誕生する。
2006年
“ビュッフェ・クランポン・グループ”が、有名金管楽器ブランド2社――〈アントワンヌ・クルトワ〉と〈ベッソン〉を買収。
2010年
同社は、業界の独立性を保つ 戦略を続け、ドイツ、マルクノイキルヒェンにある工場を新たに買収したことで、オーボーとクラリネットの新しいステューデント・モデルの開発が可能になる。“ビュッフェ・クランポン・グルー
2013年
“ビュッフェ・クランポン・グループ”は、創業250年のドイツの家族経営企業B&S 社を買収。同社は、ドイツの最大手の金管楽器メーカーであり、〈B&S〉、〈ハンス・ホイヤー〉、〈メルトン・マイネル・ウェストン〉、〈J.シェルツァー〉が、新たに “ビュッフェ・クランポン・グループ”の名だたるブランドの仲間入り
2014年
ジェローム・ペローが、“ビュッフェ・クランポン・グループ”のCEOに就任。同氏は次のように述べている。「数世紀の歴史をもつ、一流企業に迎えられて光栄です。この会社の未来を創り上げていくこと
2015年
〈ビュッフェ・クランポン〉ブランドが創業190周年を迎え、パリのメゾン・ド・ラ・ラジオ(ラジオフランス放送会館)での祝賀会に世界中から音楽家や友人が駆けつける。
2016年
“ビュッフェ・クランポン”が、アメリカ、ボストンの大手プロフェッショナル・フルートメーカーの〈パウエル・フルート〉を買収する。この10社目の象徴的なブランドの買収により、同グループにおいては、プロフェッショナル管楽器のすべてのラインナップの提供が可能となる。